ごあいさつ
今年度、校長として2年目となります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
本校は、いにしえの黒崎城の城下町、長崎街道の宿場町として栄え、現代では工業や商業の要所として北九州市の副都心として位置付けられた八幡西区黒崎地区に設置された歴史ある、新しい学校です。
かつての黒崎小学校、陣山小学校の校風を受け継ぎ、近年ではコロナ禍を乗り越え
て、現在は、「あいさつ・返事・お片付け」を合言葉に、当たり前の日常に、人と人とのつながりに感謝をする「ありがとう」の気持ちを伝え合うことできる子ども達が育っています。
本校では、6年前より高学年で一部教科担任制を実施しています。「中一ギャップの解消」など現代の子どもたちの課題に対応すべく、「職員みんなで子どもたちみんなを」育てることを念頭に、教育活動を行っています。また、児童が学習でGIGA端末を活用する頻度も高く、教育活動におけるICT活用を推進しているところです。
また、本校は、特別支援学級とともに特別支援教室(通級による指導)拠点校としての役割を担うなど、特別支援教育においても中核をなす学校です。
「心を磨く、腕を磨く、努力を続け光輝く」子どもを育む学校教育
本校の今年度の学校経営のキーワードとして、「磨く」「続ける」「輝く」を設定しました。昨年度の児童の学校生活を振り返ると、一人一人が学習課題に真剣に向き合う姿、友達や先生と協力して行事を成功へと歩み続ける姿、体育や休み時間には思いっきり体を動かし、体力や運動能力を高めようとする姿等が、たくさん見られました。
また、「あいさつ・返事・お片付け」を実行するだけでなく、「もくもくそうじ」にも全校で継続的に取り組むなど、真剣に集中して物事に取り組む姿も見られるようになってきました。
今年度は、このような子ども達の成長が途切れることなく、さらなる成長へとステップアップできるよう、上記のスローガンを児童と教職員が共有し、本校教育の充実を一層図ってまいります。その方策として、今年度から2学期制が導入されることで生み出された時間を活用して、対話的な学びや補充的・発展的な学習を充実させる他、ICT活用の促進、道徳科を中心とした心の教育の推進等を進めてまいります。
今後も、保護者の皆様、地域の皆様のご理解やご支援をいただき、質の高い教育活動の実践に努めながら、子ども達の学力・体力の向上、健やかな成長を目指してまいります。ご理解とご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月1日
北九州市立黒崎中央小学校長 小西 友康
概要
本校は、北九州市の副都心「黒崎」を校区とし、花尾山麓の鳴水扇状地に位置しています。平成19年度に黒崎小学校と陣山小学校を統合して開校し、平成21年度より現在地の新校舎に移りました。
本校の位置する黒崎地区は、江戸時代には長崎街道の宿場町として、明治以降は製鉄をはじめとする工業のまちとして、昭和以降は、黒崎駅を中心として放射状の商業のまちとして発展してきた街です。また400年続いている伝統の祭り「黒崎祇園山笠」が、まちづくりの大きな柱になっています。
~黒崎中央小学校に大切に保管されている、歴史を物語る看板の数々~