花いっぱいの学校として、生徒たちの自慢の学校の伝統を、先輩から後輩へ受け継がれています。春の間、正門を入ってすぐのところに、生徒が植えたきれいな花が咲いていました。秋冬の花でしたので枯れてしまいましたが、夏秋の花に植え替えるための下準備をするため、3年生が一生懸命に働いていました。きれいな環境を整えるために、最上級生である3年生が懸命に働く姿を、下級生はお手本として、代々引き継いでくれることでしょう。
そしてこの場所に、今度は1年生が新しい花を植えました。土やプランターを友達と協同でてきぱきと運んだり、苗を一つ一つていねいに植えたりと、1年生の生徒はとても意欲的に取り組んでいました。
梅雨に入り大雨も心配される季節となります。早鞆中学校の生徒たちは、いつも地域の方々に見守られ、安全に過ごしています。しかし、逆に「地域を守る早鞆中学校」という視点で、何かできないかということで、土を再利用する形で大雨に備えた土のうを生徒たちが作りました。生徒がボランティアで意欲的に作成していると、その姿を見た下校中の生徒も「自分もやりたい」と自主的に参加する姿もありました。土のう作成の最中に、走って次の作業に取り組んだり、ひもの結び方を友達に優しく教えたりするなど、土のう作り以外での生徒の素敵な姿がたくさんありました。
清見市民センターと田野浦市民センターに、地域の皆さんに向けて生徒が作成したポスターを掲示しています。本来、「大雨災害等で土のうが必要」という状況にならないことが一番良いのですが、もし大雨等による浸水等が心配な場合は、早鞆中へご連絡ください。子どもたちが作った土のうによって、少しでも被害が小さくなれば幸いです。