5月24日(水)学習の様子

 「ギュー」という声が体育館から聞こえます。行ってみると、パワー全開にして握力計を操作する声や、友達を応援している声でした。昨年度廊下に「体力アップコーナー」を設置していたので、使い方も慣れたものでした。運動場では、ボール投げの練習が始まっていました。「30m!」という先生の声を聞き、「すごーい」と拍手をする声が響いていました。気持ちのよい五月晴れです。

 種を植えた鉢をじっくりと観察しています。「僕のオクラもおおきくなったよ。」と見せにきた子どももいました。生活科「ぐんぐん育て わたしの やさい」は、植物を継続的に栽培する活動を通して、植物の変化や成長の様子に関心をもって働きかけることができるようになることをねらいとした学習です。1学期の間、継続的に栽培する活動を意図的に設定しています。

 1年生の廊下を通ると、図工の作品が「涼」を運んでくれました。紙の折り方や切り方を変えたり、それらを組み合わせたりすることを通して、いろいろな形や色の模様が表せることに気付くことができるようになることがねらいの学習をしたものです。隣の教室では、体でリズムを感じる音遊びが行われていました。楽しそうに取り組む子どもの表情が素敵です。

 ICTを活用した授業の様子です。5年生の理科で「植物の成長に空気は必要だろうか。」をめあてに学習を行いました。子どもは、「空気あり」「空気なし」の種子の写真をタブレット端末で撮影し、ワークシートに貼り付けました。約2年前の3年生の秋から一人一台タブレットの取り組みが始まりましたが、操作の巧みさに感心しました。

 画像を比較した子どもは、めあてである「空気は必要か否か」について、自分の考えをもち、タブレットを用いて文字入力を始めました。さらに、「ポジショニング」という機能を用いて自他の考えの傾向をつかむ活動も行っていました。その後は、タブレットや大型テレビを基にして、互いに考えを説明しながら考えを広げ深めていました。このような学習が「ICTを用いた協働的な学び」という国が目指す授業ではないかと、子どもの姿から確かな手ごたえを感じたところです。

2023年05月24日