11月11日(金)~12日(土) 自然教室の様子

 5年生は自然教室の学習として、1泊2日の日程で若松区にある「玄海青年の家」に行きました。到着後は、実行委員の子どもたちが事前の準備を十分に生かし、会を進めることができました。この自然教室は、学年目標「協働」(力と心を合わせる)の実現に向け、班長、活動、食事、生活、保健の5つの係の一つを担い、活動をしました。

 部屋で荷物を整理した後は、昼食をとりました。昼食は、みんな弁当です。コロナウイルス感染拡大防止の取組として、体育館や多目的室などの場所で分かれて食べました。給食もおいしそうに食べていますが、いつもと違う環境で食べるとよりおいしく感じたようです。大人にとっては少し揚げ物が多く、胸やけする感じでしたが…子どもの食欲はすごかったです。

 午後の活動は、「アンダルシア姫を救え!」でした。悪い魔法使いによりバラの花にされてしまった姫を助ける冒険の旅でした。その旅のステージは、広大なグリーンパーク…大人は半泣きになりながら、若き勇者たちの冒険を見守りました。時に「限界…」と寝そべって休息する場面もありましたが、見事に「復活の呪文」を手に入れ、姫をもとの姿に戻すことができました。ところで、姫と悪い魔法使いは誰だったのでしょうか?

 夕食はコロナウイルス感染防止のため、4クラスを2つに分けて食べました。1・2組が食べている間、3・4組の生活係が部屋の人数分のシーツやまくらカバーを受け取り、ロビーで班員に配布しました。その後、夜の活動「ナイトハイク」(お化けが出ない夜の散歩)を行いました。家や店の明かりがない漆黒の夜道は恐怖を感じていましたが、友達の存在により乗り越えることができました。

 入浴後は、部屋で一日の振り返りをしおりに書いたり、代表の挨拶の原稿を考えてお互いに確認したりする様子が見られました。わたしの歩数計は2万7千歩でした。子どもたちも疲れたのでしょう。就寝時間前に、すでに寝ている子どももいました。

 2日目の朝が始まりました。6時30分に起床し、寝具の整理や洗面を行いました。少し眠そうな子どももいました。その後、2クラスごとに朝食を食べ、退所に向けて整理整頓ができているか、生活係を中心に所員の方や先生方と一緒に確認が行われました。

 2日目の午前の活動はレザークラフトでした。事前にデザインを考えていましたが、作業の過程で発想が広がり、オリジナルの革製品が完成しました。記念の品になることでしょう。また、5分前行動に取り組んだ結果、約60分の自由時間を生み出すことができました。ボルタリングに挑戦する様子も見られました。

 昼食後、玄海青年の家で退所式を終えて、学校に帰ってきました。学校到着後の帰校式では、「次の人のためにスリッパを並べる大切さを学びました。」など、班長さんが学んだことを発表しました。その後、「自然教室、最高!」とみんなで拳を突き上げ、感動を共有する姿が見られました。先生からは、「いいところみつけベスト4」が発表されました。規律・協調・友愛・奉仕の視点から、子どもたちの姿を通して1泊2日の自然教室を振り返りました。
 5年生の子どもたちの「楽しかった!」の声を複数回聞くことができ、よい学校行事となったことを嬉しく思います。学年目標の協働、そして最上級生に向けた構えづくりが一歩前進したように感じました。5年生の先生方、子どもたちのためにきめ細やかな計画の立案、2日間の引率ありがとうございました。子どもたちに土産話をするように話しています。保護者の皆様、聞いてあげてください。5年生の皆さん、頑張りましたね。

2022年11月12日