戸畑といえば「提灯山笠」です。少し長いですが、正式には「国指定第185号重要無形民俗文化財戸畑祇園大山笠」といいます。毎年7月の第4土曜日を中日とする3日間催されます。
中日には、東・西・中原・天籟寺の大山笠4体と小若山笠4体の計8体が、昼は幟山笠、夜は提灯山笠の姿で競演会が行われます。大山笠は、高さ10メートル、12段309個の提灯でピラミッド型に組まれ、たいへん壮大です。
ところで、戸畑の山笠は、元来大山笠と子供山笠で、大山笠は幟山と提灯山、子供山は飾り山でした。
大山笠には、中学生以上が参加していましたが、体力差があるなどの理由で、昭和38年に中原小若山笠(小中山笠)、昭和51年に西小若山笠(小 西山笠)、昭和58年に東小若山笠(小東山笠)、昭和59年に天籟寺小若山笠(小天山笠)が誕生し、中学生だけで担ぐ山笠が誕生しました。全国的にみても大変珍しいことです。戸畑区に住む男 子中学生の半分以上が参加します。
次の中学校の男子生徒でそれぞれの山笠を担いでいます。