■■■ごあいさつ
 北九州市立中井小学校校長の東(ひがし)由美です。どうぞよろしくお願いいたします。
私は、中井小学校の子どもたちが、将来、社会的に自立し、心豊かに、かしこく、たくましく自分の人生を歩んでいくための、基礎的な力を身に付けられるように、職員の総力を挙げて、よりよくはぐくみたいと考えます。学校の主役である子どもたちが、生き生きと学び、力を伸ばしていけるように、また、中井小学校の子どもであることに自信と誇りをもてるように、努力してまいります
 本校は、昭和26年4月1日、日明小学校より分離し、初代 岡本 孜校長の下、1年生と5年生289名の児童をもってこの土地に開校しました。本年度で創立70年目を迎えます。
 令和元年度4月、昭和56年に本校より分離し開校していた北小倉小学校と統合し、新生中井小学校として、新たな歴史を刻んでおります。
 校区は静かな住宅地で、小倉北区の西部に位置します。近隣にスーパーや小規模店舗、病院等も数多く存在するなど利便性豊かな校区です。そのような環境の中、地域の方々の子どもの健全育成への思いは強く、スポーツ活動等の社会教育も盛んです。「この中井の地に子どものために小学校を作りたい」という開校当時の地域の方々の熱い思いは、その時に植樹された「ふれあい広場」の桜の木の成長と共に脈々と生き続けています。

 本校では、これまで、花いっぱい運動やソニー理科教育など、数々の教育実践を行ってきました。平成17年度からの光沢寺中井幼稚園、第二保育園との幼保小連携事業の取組は、市内のモデル校として注目を浴びました。近年では、国語科を学校の研究の柱に据え、子どもの「話す力」「聞く力」の育成を目指した取組、平成27年度からは、「よくわかり、できる喜びのわく算数科の授業づくり」の研究主題のもと、子どもたちの考える力を伸ばす算数科の研究に取り組み、授業実践に力を入れてきました。  平成30年度からは、「考えをもち、考えを表現し、考えをもとに関わり合い、協働する力」の育成を研究の主軸にし、子どもが学びを実感できる授業づくりを、全教科で進めています。特に、SDGs推進に向けた世界のモデル都市、及び、SDGs未来都市に選定された北九州市の子どもとして、「持続可能な社会を築く市民として生きる力を育成する」ことを目標に掲げ、SDGsの視点を生かし、環境教育、国際理解教育、キャリア教育等を通して、私たちの地域に学び、地域を学び、地域を発信しながら「学んだ知識・技能を関連付けて考え、判断し、表現する力をはぐくむ」こと、「主体的・協働的に学び、行動し、やり抜く力・態度をはぐくむこと」に力を入れて、学習活動に取り組んでいます。
 また、令和4年度は、NIE教育実践指定校(2年次)として、新聞を活用した授業実践の充実、及び、子どもたちのICT活用力の育成に向けて、全職員で取り組んでいます。