環境学習の取組

 昨年度、今の6年生が「わくわく池のプロジェクト」に取り組み、創立30周年の事業の一つとして作られたビオトープを生き物の住みやすいものへと改修を行った。
今では、このように アサザやショウブの花が咲き、緑いっぱいのビオトープになった。

 そこで、本年度は、このビオトープの改修が生き物にとって住みやすいものだったのか検証するために、昨年度の取組を引き継いだ5年生がビオトープとプールのヤゴの生息調査を行った。下の表がその結果である。

 このように、ビオトープに、シオカラトンボのヤゴが増えたり、昨年まで、いなかったイトトンボやギンヤンマのヤゴがビオトープやプールにいたりした。これは、イトトンボやギンヤンマから見て、本校のビオトープが卵を産むのによい場所になったので、これまで素通りしていた地域のイトトンボやギンヤンマが来るようになったのだ。
 また、本校の地域には、すずしい場所にしか住めないハグロトンボが生息しているので、地域の方に協力していただき、ハグロトンボの生息調査をした。
 ハグロトンボがいた場所の様子を調べたが、川などの水辺や田んぼの近くで、多くの木陰があるすずしい場所に住んでいることが分った。

 本校では、生き物委員会の子どもが地域の方から飼育の指導を受けながら、ほたるの幼虫の飼育に取り組んでいる。しかし、一昨年度の「地域ふれあい事業」によるほたる飼育小屋の改修により、これまでより多くの幼虫を飼育できるようになった。
 そこで、本年度は、生き物委員会が放流したときには、小さくて放流できなかった幼虫を1月に5年生が地域の小原川に放流した。また、地域の方が、中条川に放流した。