<6年生の実践>

5年生の総合的な学習の時間の中で、地域の方が「ほたる」を守るために、川の掃除などをしていることを知り、川を掃除する活動に参加しています。また、次のようなことを、知ってもらうために、全校朝礼のときに、プレゼンテーションや寸劇を通して、みんなに伝えました。
 
  ○ 「自然のことを学び、ふるさとを愛する子どもになるように」という願いから、13年前の開校20周
   年のときに、ほたる広場をつくり、「湯川小学校にほたるをとばそう」ということになったこと。

  ○ 地域の方やPTAの委員会の協力により、ほたるを飼育していること。
  
  ○ 昭和20〜30年代は、きれいな水と自然の石、砂や草むらや木陰があるきれいなところで、ほ
   たるがたくさんとんでいたこと。

  ○ 家が増え、家庭排水によって水が汚くなった頃、なんとかしなくてはならないと思い、平成2年
   に竹馬川に鯉を放流する会をつくって、川の掃除を始めたこと。

  ○ 17年間活動してきた結果、市でもホタル係ができて応援してくれたこと。

  ○ 小原川の工事があり、護岸にほたるが生育できるような工夫をしていること。

  そして、このような地域の方のほたるを守る活動と、学校で、生き物委員会が保護者の方の協力を得て、行っているほたるの飼育についてを 北九州市で行われた「ほたるサミット北九州」の中で、6年生全員で参加し、発表しました。



 <環境学習「自然と共生」>

 11月24日に北九州市教育委員会の指導主事澤野 孝雄先生による「タネのふしぎをさぐろう」や、NPO法人アサザ基金理事長の飯島 博先生による「生き物とおはなしする方法」などの学習を行いました。グライダーのように滑空する種を紙で作ったり、「体のつくり」「くらし」「すみか」の3つの視点で環境や生き物のことについて考える楽しく、わかりやすい学習でした。



 <生き物委員会の実践>

 6月からほたるの幼虫を飼育し、10月には、322匹の幼虫をほたる広場に放流しました。また、8月26日・27日に、北九州市ほたる館・山田緑地で行われた「九州こどもホタレンジャーサミット」に参加(代表3名)し、九州の各地でほたるの飼育に関わっている人たちと交流しました。 



 
 本年度、本校は、「子ども環境賞」において、団体賞を受賞しました。また、「北九州市ふるさとの
   川大賞」において、6年生チームの「湯川の未来を照らす光」が大賞を受賞しました。