令和4年度に赴任してまいりました、校長の寺田 訓康(てらだ のりやす)と申します。保護者や地域の皆様に、誇りと感じてもらえる田原中学となるように職員一丸となって頑張ります。以下に、4月7日の始業式で生徒の皆さんに話させたいただいた内容を掲載します。今年度は、保護者や地域の皆様と力を合わせて、生徒の自尊心を高めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

これから、皆さんと一緒に過ごせることを大変楽しみにしています。そう考えたのは、いくつかの理由があります。周りの多くの方々から皆さんのすばらしさを聞いたこともその一つの理由です。皆さんは、知らないかもしれませんが、「田原中学校の生徒は、勉強も部活も頑張る生徒ですよ。」「相手のことを考えて行動できる生徒が多いですよ。」などと、多くの方からお話を聞きました。また、春休みの間に部活動に来ていた何人かの皆さんから笑顔で挨拶をもらい、「噂は、本当だったんだ」と嬉しくなりました。校長先生だけでなく、今までおられた田原中の先生も、新しく来られた先生もきっと同じ思いで、みんなとよりよい田原中学をつくろうと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 では、どうすればみんなが楽しく通える、素晴らしい田原中学になるのでしょうか?先生は、去年の12月に取ったアンケートを見て、皆さんにお願いしたいことがあります。それは、「皆さん、自分のすばらしさに気付いてください。そして、自分に自信を、誇りを持ってください。」ということです。アンケートの結果は、大変良かったのですが、「自分には良いところがある」と考えていない生徒、「将来の夢がある」に当てはまらないと回答する生徒が思ったより多かったのです。この結果を見て、皆さんたちは、自分のすばらしさに気付いてないのかなと感じました。

 そこで、今年は、先生も含めお互いに、友達や先生そして自分の良いところを見つけていきませんか?それは、「テストで成績が上がった」とか「人助けをした」などといった大きなことでなくてもよいのです。「私は、今日学校に来ることができた」とか「朝ご飯を食べた。」とか小さなことでもよいです。自分のすばらしさに気付けば、自分が大切になり、そして、自分と同じように友達も、おうちの人も大切に感じます。そうすると、自分や友達を傷つけるような行動や発言も少なくなります。そんな、みんなが学校に行くのが楽しいと感じる田原中学校になると素晴らしいと思いませんか。先生たちも、皆さんの良いところを見つめていこうと話しています。

 校舎を歩いていると、生徒会のスローガンでしょうか「More Than Best」と書いてありました。今でも、田原中学は素晴らしい学校です。でも、より良い田原中学校にしようという言う気持ちは、皆さんも先生たちも同じだなと嬉しくなりました。

 今年一年で、皆さんが自分に誇りを持てるように良いところを見つめたいと思います。お互いに頑張りましょう。