*** 堀川の環境と歴史 ***

 本校では総合的な学習の時間の取組を中心に、地域のボランティア活動団体「堀川再生の会」と連携して環境教育を推進してきた。本校は南北を河川、東西を貯水池に囲まれ、水をめぐる環境に関する学習を実施するためには大変恵まれた地域環境にある。そこで本年度も、環境教育の推進に資する学習を継続的に実施することにした。
 本校の学校教育目標を踏まえたこの取組は、生徒にとって地域の方々との交流が深まることは勿論、水資源を中核とする環境保護の大切さを理解し、自分にできる身近な実践に対する意識の高揚につながっていくと考える。

 本年度の主な取組

<第1学年・第2学年>

(1)学校の北側を流れる堀川の歴史についての学習
 堀川再生の会から提供していただいた資料等をもとに、学年全体で7月4日に「堀川の歴史」について学習した。生徒たちは、インターネットでの資料等も参考にしながら、堀川が石炭運搬のために重要な役割を果たしていたことを知ることができた。

(2)エコツアー(北九州エコタウン、環境ミュージアム)による環境についての体験学習
 10月8日にエコツアーを実施し、リサイクルのしくみや、北九州市の公害克服の歴史などについて学習した。

(3)堀川を浄化するための取組につての学習

 11月10日に地域ボランティア「堀川再生の会」の方々を教室に招いて、EM団子の効果とその作り方を学びました。

【学習後の生徒の声から】
・堀川をきれいにするための活動やEM菌による川の浄化の話を聞くことができてとても勉強になりました。
・EM団子の作り方を教えていただき、実際に作って川へ投げ込むまでの作業手順を学びました。

 早くEM団子を作りたいなと思いました。


(4)EM団子づくり(11月14日)
 まさ土と糠を混ぜ、さらにEM菌(液体)を流し込み、テニスボール大の大きさのEM団子を150人で約5千個作りました。

(5)EM団子を堀川への投入(12月2日)
 作ったEM団子は、表面が白くなるまで約20日間発酵させ、その後、川全体に、かたよりなく投げ込んでいきます。


11/14:EM団子づくりの様子  
EM団子づくり1 EM団子づくり2 EM団子づくり3 EM団子づくり4
「堀川再生の会」の方からのご指導 まさ土と糠、EM菌を混ぜる 「少し匂いがあるけれど、慣れてくると大丈夫」 テニスボールぐらいの大きさに丸める
EM団子づくり5 EM団子づくり6
 EM団子は20日発酵した後、表面が白くなります
12/2:堀川へEM団子を投入
EM団子投入1 EM団子投入2 EM団子投入3 お礼
 学校前を流れる堀川へ発酵したEM団子をかたよりなく投げ入れました ご指導いただいた方へお礼

 

 〜水をめぐる環境に関する学習のまとめ〜
 各学級で学習したことを壁新聞にまとめ、文化祭で展示発表をした。このことを通して、今まで学んできたことを、今後の学校生活や家庭生活にどのように生かし、身の回りの日常生活にのなかで実行していくかを考えさせた。
 そのことを、「わたしたちにできること宣言」としてまとめさせ、校内に掲示した。

<まとめ>
 ・ 環境のことを考え、大切にしようとする心を持ち続ける。
 ・ 身近な環境について、周りの多くの人々に知らせる。
 ・ 水や川を汚さない、エネルギーを大切にするなど私たちにできる環境保全を実行する。

 成果と課題
 
<成果>

 ・本年度の活動を通して、生徒は川や環境のことに以前よりも関心を持つようになり、環境保護に関する学習に更に意欲的に
  取り組むようになった。また、生徒達の発表内容を指導・支援する教職員の環境教育推進に対する意識の高揚が図れた。

 ・生徒は、環境保全がいかに大切であるということを学んだ。また、町が栄え、人の活動が盛んになり開発が進んでも、
  自然環境のことを考え、その地域で暮らす人や生物に対して、何をすべきかを学び、実行しようとする態度を培うことができた。


<課題>
 本年度の取組の継続や更なる発展のために、以下の点を積極的に取り組んでいく。
 ・環境保護に対するさまざまな課題を保護者や地域社会と共有し、課題解決への取組の連携を更に深めていく。
 ・生徒の取組を、校外での発表、学校・学年通信、PTA新聞、学校行事(文化祭等)などを通して広く紹介し、
  保護者や地域の方々に理解や協力を求め、地域ぐるみの環境教育推進の風土作りに努める。

 ・生徒に、自然や環境を大切にしょうとする心をもち続けさせるための、指導法の工夫・改善に努めるとともに、
  第2学年で実施予定の農泊体験の取組にも生かして生きたい。