村島はどこにあるの?
 津村島には、チャートや石灰岩の地層があります。チャートと石灰岩は断層になり、チャートは海をへだててはなれてるかぶら島に続いています。
 津村島の地層は、チャート層が石灰岩層の上に積もり、何かの力が加わって、押し上げられた結果にできた地層です。津村島は、昔、
海の底にあったと考えられます。 
チャート
 チャートは、今から3億年くらい前に太平洋の海の底で放散虫が積もってできました。かたくて、岩の表面がツルツルしています。白色・灰色・茶色・赤色・黒色などの色のものがあります。割れ方はガラスのような感じです。

石灰岩
 石灰岩は、動物の骨や貝などが海底に積もり、押し固められてできました。全体に白っぽく、でっぱったところはこすれて真っ白になっています。塩酸をかけるとあわが出ます。やわらかいので、クギでこするとはっきりときずがつきます。
 みなさんは、「生きている化石」という言葉をきいたことがありませんか? 実際に、化石が生きているわけではありません。大昔に栄え、今でもひっそりと生きている「生き物」のことをこう言います。動物では、シーラカンスやカブトガニ、オウムガイ、ラブカ(原始的なサメ)などがそうです。植物では、公園や学校に植えられているイチョウやイタセコイヤなどが知られています。
 津村島は、松ケ江北小学校の東南東、今津の海上1kmばかりにある小島です。
 現在は、津村島まで埋め立てられ、海をわたらずに行くことができます。
 津村島にまつわる
民話も語り継がれています。
村島には地層がある!
ャートと石灰岩って何?
 地層には、いろいろな種類があります。地層の中にふくまれるものによって名前がちがうそうです。たとえば、地層の中にたくさん砂が入っていると「砂岩層」といいます。粘土が多く入っていれば「でい岩層」、泥が多く入っていたら「れき岩層」といいます。若松北海岸でも地層を見ることができます。
 若松北海岸には、地層があらわれているところがたくさんあります。若松北海岸には、化石が見つかるところがあって、とくにたくさんある化石は「珪化木(けいかぼく)」と貝化石です。貝化石は、地層の中に大きいものから小さいものまでたくさん入っています。「珪化木」とは木の化石のことです。
松北海岸の地層
層にふくまれるもの
きている化石って何?
津村島と地層
ガイドブック
 6年生が、理科「土地のつくりと変化」の学習で調べたことを、国語の学習でガイドブックにまとめました。
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チャート



石灰岩
若松北海岸
若松北海岸での化石採集
花石を知ってますか?
 梅花石は、3億5000万年前、古生代後期に生息していたウミユリの化石です。この梅花石は、門司区の海岸から発掘されました。(今では採取は禁止されています。)なぜ、梅花石という名前がついているかというと、ウミユリのトゲの部分がとちゅうで切れるときれいな梅の形になっているからです。ウミユリはウニの仲間で、昔は門司の海にたくさん生息していたことがわかります。
梅花石