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ト ピ ッ ク ス(NO.39) 

校長先生 最後の授業
2009.3.23

校長先生の卒業式
2009.3.24



校長先生 最後の授業(2009.3.23)
広徳小学校日記から

3月23日、24日、38年間の教職生活最後の授業を、5年生でさせていただきました。
「いのちって何だろう。どこにあるんだろう」と学習を進めました。
45分を久しぶりに授業として子どもたちと作り上げることは、どきどきする仕事でした。

子どもたちと聴診器で心臓の鼓動を聞く活動をしたのですが、なかなかむずかしかったですね。
1組では、聴診器を使わず、脈拍をとる方法でやってみました。

「いのちは、自分のもっている時間」
私たちは、生まれてからたくさんの時間をもっているが、この時間をどう使うかが大切なこと。
生まれ時から、ずっと時間を使ってきている。残された時間は、確実に減っていく。

K君が「何時死ぬか分からんのよ。明日死ぬかもしれん。」
そうなんだ。だから自分の時間をどう使うか、大切なことなんだ。

赤ちゃんの時は、すべて自分の時間。
でも、11歳の私たちは、風呂掃除をしたり、ゴミ出しをしたりして、家族のために時間を使えるようになった。
環境の学習をして、自分の遊びの時間を地域のゴミ拾いに使った。
他人のために時間が使えること。たくさんの人がこう考えるようになったら、この社会はすばらしい社会になっていくだろう。

私もあと40年ぐらいは生きたいなあ。そして、他人にどんなことができるか、しっかり考えて実行したいなあ。

校長先生の卒業式(2009.3.24)
子どもたちとともに
笑い 歌い 泣き・・・
日々 子どもたちの成長を願い
日々 子どもたちに寄り添い
日々 子どもたちのために
全力で愛情をそそいだ三十八年間
ありがとう ございました