平成29年度

【平成29年度】
北九州市立霧丘中学校 経営方針
                               校長 篠崎 政義
  1 学校の教育目標
  人権尊重の精神を重んじるとともに「生きる力の育成」を目指し、「確かな学力」、
              「豊かな心」と「健やかな体」を育む教育の充実に努める。
  
   <校訓:具体的な生徒像> 
  【自主】・・・自ら学び・考え、主体的に判断し、正しい行動ができる生徒
  【明朗】・・・明るく元気な生徒
  【努力】・・・困難にくじけず、自分の目標や夢の実現に向かって頑張る生徒
  2 平成29年度の重点目標
 「確かな学力の向上」、「心の育ちの推進」、「子どもの特性を伸ばし、
意欲を高める教育」に重点的に取り組み、信頼される学校づくりに邁進する。
  3 重点目標達成のための具体的な取組
 (1) 重点1「確かな学力の向上」
  ○ 組織的・計画的な学力向上の取組
    ・学力向上委員会を機能させた具体的な取組の推進
    ・チャイム席、環境整美の指導を含む授業規律の徹底
     (授業五則)@時間厳守A礼儀B場を整えるC姿勢を正すD目で聞く
    ・少人数指導の推進(加配教員の教科及び加配教員以外の教科での実施)

  ○言語活動の充実とわかる授業の実施(授業力の向上)
    ・授業力向上のための教職員研修や研究発表会等への教員参加の一層の促進
    ・教員相互の授業研究等、校内研修の充実
    ・「めあて」「まとめ」カードの活用やICT機器活用の推進
    ・学習指導要領に基づく指導と評価の一体化

  ○家庭と連携した生活習慣、学習習慣等、「学びの基盤づくり」の充実
    ・自主学習ノート「霧中ノート」の活用
    ・朝自習、家庭学習の課題、夏の教室等、全校統一した基礎学力向上の取組の充実
    ・英検や漢検等、発展的な学習の取組の推進
 (2)重点2 「心の育ちの推進」(いじめ・問題行動の抑止)
  @自己実現を目指す積極的な生徒指導の推進
  ○組織的・機動的な生徒指導体制の確立
     ・定例の生徒指導委員会の開催、共通理解の促進等、指導体制の確立
     ・市教委や関係機関(警察・子ども総合センター・特支相談センター等)との連携
     ・小中連絡会等、小中連携の推進
     ・生徒会執行部や専門委員会活動の活性化を図った生徒会活動の一層の充実
     ・部活動の適切な運営と活性化

  ○思いやりの心の育成や規範意識の醸成
     ・学校生活三則(@時間を守るA挨拶をするB服装と頭髪を整える)の指導徹底
     ・「道徳の時間」の充実による道徳教育の活性化
     ・ソーシャルスキルの育成等、人間関係づくりを基盤とする学級活動の推進
     ・非行防止、シンナー等薬物乱用防止、暴追、携帯安全等、外部講師による講演会等の実施

  ○共感的な生徒理解に立つ学級づくりの推進(集団づくり)
     ・教育相談や生活アンケートを通したいじめや友人関係トラブル等の早期発見
     ・学校行事や合唱コンクール等、学級がひとつになるための学級集団づくりの促進
     ・教室掲示物の充実他、学習環境の整美

  A確かな人権感覚をはぐくみ、人権意識の高揚を図る人権教育の推進
  ○人権尊重の精神に基づく、一人一人を大切にした学級づくりの推進
    ・「新版いのち」、「明日への伝言板」等、人権教育教材を活用した人権教育の推進
    ・霧丘中学校区人権教育研究推進協議会における情報交換や授業研究、事業等の推進
    ・「人権教育ハンドブック」等を活用した教職員研修の充実
    ・厳しい状況に置かれている家庭・地域の現状を踏まえた教育活動の推進
 (3)重点3 「子どもの特性を伸ばし、意欲を高める教育」の推進
  ○特別支援教育の推進
    ・全校体制による特別支援学級の指導の充実
    ・特別な支援を必要とする生徒一人ひとりに応じた支援の充実、及び保護者・関係機関との連携
    ・特別支援教育に対する理解を深めるための研修の充実

  ○望ましい勤労観・職業観を育成するキャリア教育の推進
    ・学級活動の時間等を活用した系統的なキャリア教育(進路指導)の実施
    ・総合的な学習の時間を活用した「職業調べ」「職場体験学習」等の実施
  
  ○日本の伝統と文化を尊重する教育の推進
    ・修学旅行(京都・奈良)での体験活動や、授業・部活動等における日本の伝統文化を学ぶ機会の
     充実 生け花教室

  ○霧丘中学校学校支援地域本部事業の推進と地域・保護者等への周知の徹底
    ・読書活動の充実を図る学校図書館教育の推進
    ・担当職員、コーディネーター、ヘルパー、図書委員等が連携した学校図書館の開館
    ・学習センターとしての学校図書館の施設・設備の一層の充実
    ・10分間読書や読み聞かせ等、学校における読書活動の一層の推進
  (4) 信頼される学校づくりの推進
  ○小中一貫・連携教育の一層の推進(教員合同研修、児童生徒交流)
  ○学校評価(自己評価と学校関係者評価)の充実
  ○PTA行事や地域行事への参加等による保護者・地域との一層の連携
  ○学期に2回、年間6回程度の授業参観日(体育大会や合唱コンクール等)の設定
  ○学校通信や学年・学級通信の発行と学校ホームページの充実
  ○積極的な家庭訪問による家庭との連携強化
  ○生徒・保護者・地域に対する「親切・丁寧」な(挨拶・電話応対・対応)
  4 学校の教育目標実現のため、大切にしてほしいこと
  ○危機管理を徹底し、「報連相」や「危機管理のさしすせそ」を実践する。
   (最悪を想定し、慎重に、素早く、誠意を持って、組織で)対応する。
  ○何事にも協調性をもってあたり、「チーム霧丘」として力を結集する。
  ○ベテランの知恵を継承し、互いが学び合い高め合う風通しの良い風土を築く。
  ○心と体の声を聴き、健康管理に努める。
  ○教育公務員としての自覚をもち、綱紀粛正に努める。
   (TPOをわきまえた身だしなみや服装、現金の適正な管理、守秘義務の順守、
   セクハラ・体罰・飲酒運転等の防止他)