大正7年に大辻尋常小学校として創立開校したのち、昭和50年に現在の場所に移転開校した歴史と伝統に満ちた学校である。児童数は、昭和30年代に千百名を越える年もあったが、その後、次第に減少の一途をたどり、現在の児童数は四百名前後の中規模校となっている。様々な分野で、多数の卒業生の方々が活躍されている。

 香月小学校のある香月地区は、八幡西区の南部に位置している。近くを九州自動車道や新幹線が通り、スーパーやアパート・マンションが建つなど、移転当時と街の様相は変わったが、その一方、校区内を新延川や黒川が流れ、周りには田や畑も多く点在するなど、昔ながらの豊かな自然を残した地区である。

 小学校の近くを流れる黒川は、ホタルの住む川として有名で、毎年、「黒川ほたる祭り」が開催され、近隣より多数の人々が見物に訪れる。また、小高い丘の上に建つ吉祥寺では、「藤祭り」が行われ、出店が通りをうめ、多くの見物人で賑わう。そして、校区内には、公園やグランド・スポーツセンターなどの公共施設も多く、香月中央公園で催される「八幡南お盆踊り&花火大会」の際には、町の内外から多くの人が集まる。

 他の地区と同様に、香月地区も高齢化が進んでいるが、介護老人保健施設や重度障害者授産施設・障害者地域活動センターなど、高齢者や障害のある人たちのための施設も多い。
 学校は、このような地域の特色を生かし、「総合的な学習の時間」を中心に福祉や環境に関する学習に力を入れている。さらに、人権教育に取り組む事によって、素直で明るい子どもの育成をめざしている。
北九州市立