第20回卒業生 松川 政裕さん


 松川さんは、携帯電話の「着メロ」の考案者です。現在は、コンピュータ、IT関連企業のレッドスターグループの代表取締役として活躍しています。

 松川さんは、小学校時代から「もの作り」に興味をもっていました。愛読書は学研の「科学」という雑誌で、ラジコンやトランシーバーが大好きでした。漫画を描くことも好きでした。その後、パソコンが出始めるとコンピュータに夢中になったそうです。

 小学生の時、友達に「ポケコン(ポケットコンピュータ)」を見せても、電卓と勘違いされ、相手にされなかったそうです。しかし、松川さんは、コンピュータ関連の雑誌を読み続け、分からないことがあると家電店へ行き、分かるまで尋ねていたそうです。

 中学、高校時代は、オーディオを分解したり、ステレオで音楽を聴いたりしていたそうです。

 高校卒業後、大学に進学したもののすぐ退学し、上京して漫画家を志しました。しかし、自分には漫画家は向かないと判断し、漫画を描くのを辞めてしまったそうです。

 そんなある日、松川さんは友達に誘われ、カラオケ制作のコンピュータシステムの営業をすることになりました。ここで、音響についての素地を学んだ松川さんは、やがて、坂本龍一、小室哲哉、山下達郎らがプロデュースしたものをコンピュータ化するという仕事までするようになりました。

 しかし、自分のアイデアを生かすためには、自分の会社が必要と考えた松川さんは、自分で会社を作りました。作った会社では、携帯電話で通信カラオケのデータを配信する仕事をしました。これが、着メロの発明につながっていきました。今では、生活に欠かせないものとなっている携帯電話の「着メロ」は、松川さんの発明です。

 松川さんは、好きなことに前向きに取り組み、「着メロ」という新しいものを発明しました。自分の創意工夫で「着メロ」を発明した松川さんを、引野小学校の子ども達は尊敬し、卒業生であることを誇りに思っています。。