平成23年 学校評価
 

平成23年度6月に実施した学校評価アンケートの分析結果を報告させていただきます。
保護者の皆様にはご多用の中、「学校アンケート」にご協力頂きありがとうございました。また、後期のアンケートを
1月下旬行う予定です。

 この前期のアンケートをもとに、よい評価を頂いた部分はさらに手を加え、課題とされる部分については職員が共通意識を持ち、改善策を講じて参ります。今後も、生徒一人一人にとって「行きがいのある」素晴らしい学校になるように、また、より一層信頼、尊敬される学校になりますよう、全職員が教育課題の解決に向け、一層取り組んで参りたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。

 

1.4領域をそれぞれ考察した結果は以下の通りです。

① 『学校運営に関する領域』…【開かれた学校】・【学習環境】・【環境美化】

  保護者と教師いずれも、この領域の全項目に対して、「そう思う」と「ややそう思う」の評価された回答えが8割を超えており、学校作りに日ごろから校長をはじめ、教師が生徒と一緒になって取り組み、生徒との関係を大事にする姿勢が、生徒や保護者に伝わり良好な信頼関係が構築されているといえる。

② 『教育活動に関する領域』…【言葉の教育】・【授業改善】・【学力向上】

【学習意欲】・【家庭学習】・【部活動】

  保護者アンケートの中で、「そう思う」の高評価の回答が得られてないものは、『教育活動に関する領域』が多く、【言葉の教育】・【授業改善】・【学力向上】・【学習意欲】・【家庭学習】の5項目で20%以下であった。

しかし、これらの教師の評価は35%~56%ある。これは本校の研究主題の「学ぶ意欲を高め、確かな学力の向上を図る指導方法の工夫」を教師は日々取り組んでいる成果と思えるが、保護者との間には差が生じている。学校での学習よりも家庭において、子どもの学習時間や言葉遣いなどに親が頭を痛めていることが伺える。どうすれば、生徒の家庭学習の習慣を身につけることができるのか、より一層の家庭学習の定着のため今後検討していく必要がある。

 また、全質問項目中で「そう思う」の高評価の回答が一番高かったものは『教育活動に関する領域』の【部活動】で73%もあった。しかし、教師アンケートは35%であり、教師が多忙の中で、期待に答えている頑張りだと感じる。

③ 『子どもの育ち領域』…【心の教育】・【教育相談】・【学校生活】・【挨拶】

【生活態度】

 【学校生活(楽しく学校生活が送れている)】の項目で保護者が「そう思う」54%、「ややそう思う」37%、教師も「そう思う」53%、「ややそう思う」41%と大変高く、学校に楽しく学校に来れている生徒が大半であることが何よりも喜ばしい結果だといえる。しかし1%の保護者は「まったく思わない」の回答である。1%でも回答されていたことは厳粛に受け止めなければならない。

④ 『学校行事領域』…【学校行事】・【地域行事】

 【学校行事に積極的に参加している】の項目で、一学期は体育大会や文化祭、2年生の農業民泊学習などがまだ実施されていないにもかかわらず、「そう思う」38%、「ややそう思う」46%と高い結果が出ており、教師指導のもと、生徒が積極的に参加し充実感や達成感を味わっている様子が伺える。

2.グラフ1は、保護者のアンケート結果において、肯定的意見(「そう思う」と「やや思う」)の総計を降順に並べ替えたものです。

 

グラフ1:保護者のアンケート調査結果

 
  
 

3.グラフからわかることは、次の4点です。

① いずれの質問も肯定的意見(「そう思う」と「やや思う」)の回答数が50%以上です。

② 「問5 環境美化」、「問9 学校生活」、「問11 生活態度」、「問16 部活動」の肯定的意見(「そう思う」と「やや思う」)が90%を超えています。

また、「そう思う」の回答数だけでも約49%以上であり、他の項目に比べて、保護者の満足度が高いことが分かります。

③ 「問16 部活動」以外の「教育活動」の質問が下位に多くみられます。(「問1 言葉の教育」13位、「問6 授業改善」11位、「問7 学力向上」12位、「問12 学習意欲」15位、「問13 家庭学習」16位)

④ 「教育活動」以外のキーワードにおいて、「問15 地域連携」の否定的意見(「あまり思わない」と「まったく思わない」)が40%を超えています。また、「まったく思わない」の回答数だけでも約10%程度あり、他の項目に比べて、保護者の満足度が低いことが分かります。

4.各質問に対する保護者と教師の回答結果を加重平均値として数値化し、表1に表示します。

  加重平均値=
 表1:保護者と教師の回答結果の加重平均値とその差
 

 キーワード

保護者

教師

16

教育活動

部活動

3.6

3.24

0.36

3

学校運営

開かれた学校

3.23

3.06

0.17

9

こどもの育ち

学校生活

3.43

3.47

-0.04

11

こどもの育ち

生活態度

3.43

3.47

-0.05

5

学校運営

環境美化

3.54

3.59

-0.05

14

学校行事

学校行事

3.21

3.35

-0.14

10

こどもの育ち

挨拶

3.17

3.35

-0.18

4

学校運営

学習環境

3.22

3.47

-0.25

2

こどもの育ち

心の教育

3.08

3.35

-0.27

1

教育活動

言葉の教育

2.87

3.24

-0.36

8

こどもの育ち

教育相談

2.99

3.47

-0.48

13

教育活動

家庭学習

2.6

3.12

-0.52

7

教育活動

学力向上

2.88

3.41

-0.53

6

教育活動

授業改善

2.87

3.44

-0.57

12

教育活動

学習意欲

2.68

3.35

-0.67

15

学校行事

地域連携

2.87

3.59

-0.72

平均値

3.10

3.37

-0.27

 
 

5.1から次の3点がわかります。

① 全般的に教師の方が、保護者が考えているよりも、肯定的(「そう思う」と「やや思う」)に評価している傾向にあります。学校の取り組みが保護者に正確に伝わっていないことが、原因として考えられます。

② 「問16 部活動」を除く、教育活動に関する質問(「問1 言葉の教育」、「問6 授業改善」、「問7 学力向上」、「問12 学習意欲」、「問13 家庭学習」)において、保護者と教師の差が大きいことが分かります。(全体の差の平均が-0.27であるのに対して、「問16 部活動」を除く、教育活動に関する質問の差の平均が-0.53です。)

③ 「教育活動」以外のキーワードを除くと、「問15 地域連携」の差が-0.72、「問8 教育相談」の差が-0.48となっており、全体の差の平均-0.27よりもかなり大きいことが分かります。地域連携については、教師は地域の行事に多く参加していますが、生徒の参加が少ないということで保護者の満足度が低くなっていると考えます。

 

以上の結果より、保護者の意見や要望を真摯に受けとめ、改善を行いながら開かれた学校づくりに努めていきますので、よろしくご協力お願いいたします。

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