平成28年度 第7期 第2年次 道徳教育研究推進計画
Ⅰ これまでの研究から

 1 浅川小の道徳教育で大切にしていること
  ☆週1時間の「道徳の時間」を大切に!
  ・ 道徳教育の要としての「道徳の時間」を大切にしていく。
  ・ 週1時間、年間35時間(1年生は34時間)の地道に、確実に実践していく。
  ☆“待つ”心構えと“受け止める”心構えと”笑顔”を大切に
  ・ この三つの心構えを大切に、教師と子ども、子ども同士のお互いの“よさ”を認め合っていく雰囲気をつくる。
  ・ “待つ”ことによって、子どもにじっくり考えさせ、自分の考えを持たせるとともに、心を温めさせる。
  ・ “受け止める”ことによって、子どもが自由に発言できる雰囲気をつくる。そして常に”笑顔”で受け止めていく。
  ☆子どもの道徳性をとらえる評価
  ・ 全体計画を基に計画的・発展的な指導を行い、子どもの道徳性の実態を把握し、道徳の時間の指導に生かしていく。
  ・ 日々の生活の中で見られた子どもの道徳性を継続して評価を行うことにより、児童理解を深め、子どものよさをとらえて    、子ども一人一人を認め、指導に生かしていく。
  ・ 「私たちの道徳」や「心のノート」や道徳アンケート、日記などを活用して、子どもの道徳性をとらえていく。
  ☆道徳の資料は教師が子どもに贈る“心のプレゼント”
  ・ 資料の選定を大切に。“心に響く”資料、子どもの実態にあった資料を選定する。
  ・ 資料と子どもの出会わせ方を大切にしていく。
  ・ 資料分析表により、資料理解を深めていく。
  ☆“心に響く”指導法の工夫
  ・ 「浅川小の道徳授業スタイル一覧表」を参考に、導入・展開・終末において、子どもの心に響かせる多様な
   指導法を考えていく。
  ・ 学年の発達段階や子どもの実態を考えて、子ども同士がねり合う表現活動を工夫するなどしていく。
  ・ 子どもの道徳性の評価や体験を、道徳の時間に生かしていく。
  ・ 道徳の時間の指導について見直しを行い、よりよい指導法に向けて改善をしていく。
  ☆補充・深化・統合を図った指導計画
  ・ 他の教育活動と道徳の時間との関連を計画的に図り、補充・深化・統合していく。
  ・ 道徳の時間だけでなく、他の教育活動においても、子どもの心の変容をとらえていく。
  ・ 目指す子ども像に向けて、計画的、発展的な指導を行っていく。
  ☆同学年研究の充実
  ・ 同学年で取り組むことにより、アイデアがふくらみ、研究が深まっていく。
  ・ 学年の子どもたちが、生徒指導の面からもよく見えるようになり、学年全体の子ども理解が深まる。

  過去19年間の研究で取り組んできたこれらの実践は研究の成果(がんばりセブン)であり、研究推進の柱として継続して取り組んで、これからの研究を深めていきたい。


 《がんばりセブン》
【教師の心構えについて】
☆ 週1時間、年間35時間(1年生は34時間)の道徳の時間を地道にやっていきましょう。
☆ “待つ”心構えと“受け止める”心構えと“笑顔”をいつも大切にしましょう。
【道徳の時間について】
☆ ねらいに沿って道徳の時間の指導法を評価し、指導法の工夫・改善をしましょう。
【指導計画について】
☆ 道徳の時間と他の教育活動との関連を図った指導計画を立て、実践していきましょう。
【評価について】
☆ 子どものよさを積極的かつ具体的にほめ(評価し)、よさをのばしていきましょう。
【豊かな体験活動について】
☆ 日ごろの学習を広く「豊かな体験」ととらえ、その中で豊かな心を育てていきましょう。
【家庭や地域との連携について】
☆ 「多くの目」で見て育てる道徳学習の具現化を図りましょう。


2 これまでの研究における成果と課題
 これまでの研究における成果と課題を踏まえ、豊かな心を育む道徳教育の向上をめざし、第7期の3年間の計画を設定し、浅川小学校の道徳教育をさらに深めていう。

 【1年次】 「子どものよさを生かす道徳の時間の在り方を追究」
 ・  本校における「道徳的価値の自覚を深めるとは(人間理解・価値理解・他者理解)」「自己の生き方についての
   考えを深めるとは」何かを具体的に考え、授業実践を行うようにする。
 ・  学校の教育活動全体で行う道徳教育のねらいや内容を明確にし、道徳の時間において「私たちの道徳」を用いて
   補充・深化・統合を図る指導方法を工夫していく。
 
 【2年次】 「全体計画を生かした道徳教育の追及」
 ・ 道徳の時間を道徳教育の要としての役割を果たすことができるようにするために全体家区画を基に
   他教科との関連を図りながら、計画的・発展的な指導を行う。
 ・ 他の教育活動全体で行われた道徳教育と密接な関連を図りながら計画的、発展的な指導によって道徳の
   時間に補充、深化、統合し、道徳的価値の自覚を図る。
 ・ 学校の道徳重点目標の具現化をめざし、体験活動(特別活動や総合的な学習の時間まど)を生かすとともに
   「私達の道徳」を効果的に活用した道徳の時間を展開する。

 【3年次】 「自己の生き方についての考えを深める道徳教育の追及」
 ・ 道徳的価値の自覚(人間理解・価値理解・他者理解)についての理解を深める中で、自分とのかかわりで
   道徳的価値を捉えることのできる学習展開と指導過程の工夫を行う。
 ・ 子どもが道徳的価値の自覚を深め、事故の中に形成された道徳的価値を基盤として、自己の生き方について
   考えを深めることのできる道徳の時間を追及する。


Ⅱ 第7期2年次の研究の方向性

1 研究主題
『豊かな心を育む道徳教育の創造』
~ 「私たちの道徳」を活用した道徳授業の充実 ~

(1)「豊かな心」のとらえ
「『生きる力』の理念の共有と道徳教育」を「小学校学習指導要領解説 道徳編 (p3・4)」では、
生きる力」とは、変化の激しい社会において、いかなる場面でも他人と協調しつつ自律的に社会生活を送れるようになるために必要な、人間としての実践的な力   であり、豊かな人間性を重要な要素としている。
 子どもたちに必要とされる豊かな人間性とは、美しいものや自然に感動する心などの柔らかな感性、正義感や公正さを重んじる心、生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観、他人を思いやる心や社会貢献の精神、自立心、自己抑制力、責任感、他者との共生や異質なものへの寛容などの感性や道徳的価値を大事にする心であるととらえられる。このような力を育てるのが、心の教育であり、その基盤としての道徳教育なのである。
と記されている。この中に記されている「豊かな人間性」を広く「豊かな心」ととらえる。この「豊かな心」を育成していくことが、これからの教育において重点を置いている「生きる力」を育むことにつながるのである。この「豊かな心」をはぐくむ道徳教育を推進していくことで、子どもたちの道徳的実践力を育成していきたいと考える。

(2)「学校の教育活動全体で行う道徳教育を補充、深化、統合する取組」について
  道徳の時間を要として行う道徳教育を具現化する。補充、深化、統合を意図した道徳の時間の授業を創造する。

3 年次計画
◎ 第1年次(平成26年度)
 ○ 研究の方向性
 子どものよさを生かす道徳の時間の追究
 ○ 研究の具体的な取り組み
   ・ 子どもの実態調査(道徳性にかかわるもの・学び方にかかわるもの)及び保護者の願い(子どもに育って
    ほしい心)の調査
   ・ 「私たちの道徳」を用いた指導過程の工夫
   ・ 「年間計画」及び「全体計画別葉」を作成することにより、教科・領域との関連を図る。
◎ 第2年次(平成27年度)
 ○ 研究の方向性
  他の教育活動との関連を生かした総合単元的な道徳教育の追究
 ○ 研究の具体的取り組み
   ・ 子どもの意識調査(道徳性にかかわるもの・学び方にかかわるもの)
   ・ 他教科・領域との関連における「私たちの道徳」を活用した授業展開の工夫
   ・ 体験活動における道徳的価値の分析と子どもがよさを実感する評価の工夫
   ・ 他教科・領域との関連の明確化
◎ 第3年次(平成28年度)
 ○ 研究の方向性
  道徳的価値の自覚を深め、自己の生き方についての考えを深める道徳教育のまとめ
 ○ 研究の具体的取り組み
   ・ 子どもの意識調査(道徳性にかかわるもの・学び方にかかわるもの)
   ・ ねらいとする道徳的価値について自分を振り返る場の工夫

Ⅲ 第7期 第1年次の研究について
 1 道徳教育における道徳的実践力・道徳性について以下のようにとらえる。

○ 道徳的心情…望ましい考え方や生き方に対する感情。
  『よかった(気付く)』『許せない』『悲しい』『くやしい』
○ 道徳的判断力…善悪の判断を下す場面で、思考し判断する力。
  『こうあるべきだ(自分の中にある、いいものが出てくる)』
○ 道徳的実践意欲と態度…よりよく生きていこうとする意志や構え。
  『やってみよう』『これからはこうありたい』
○ 道徳的習慣や行為…基本的な生活習慣として身に付いている道徳的行為。
  『いつもしているよ』『こうしないと気持ち悪いから』

 道徳的実践力とは内面に根ざしたものであり、この道徳的実践力が高まるほど道徳的実践として現れるようになると考える。そこで、道徳の時間を中心に、家庭との連携を図りながら、道徳的心情や判断力、実践意欲や態度を育て、道徳的実践力を育成していくことが、自ら進んで考え、実践しようとする子どもの育成につながると考えている。
 道徳の時間においては、子どもの実態に応じて、主体的に道徳的価値の自覚を深めるための工夫をする必要がある。

2 研究の仮説
 学校の教育活動全体で行う道徳教育のねらいや内容を明確にし、道徳の時間において、「私たちの道徳」を用いて補充、深化、統合を図る指導法の工夫をすれば、自己の生き方についての考えを深め、豊かな心をもつ子どもが育つであろう。

3 仮説実証の視点と具体的な手だて

[ 道徳の時間から ]導入・展開(前段と後段)・終末の工夫から選択する

【研究の視点1】展開前段(資料から何を学ぶのか)
 道徳の時間において、中心として活用する資料に示されている道徳的価値の追求を効果的に行う工夫をする。

《道徳的価値の追求を行うための具体的手だて》 
 ○ 資料を分析し、中心場面や板書を明確にする
 ○ 「言葉の力」を生かす「書く活動」「動作化」「役割演技」「話合い活動」の充実
 ○ 「私たちの道徳」に示されている写真や絵、言葉などの活用

【研究の視点2】展開後段(学んだことと自分とのかかわりはどうだったか)
 道徳の時間に学習した道徳的価値と自分とのかかわりを振り返り、自己の生き方についての考えを個別に深めるための工夫をする

※ ワークシートの例
 具体的な手だてについては、「浅川小授業スタイル一覧表」を参考にする。また、具体的に評価する視点や方法を学習指導案(本時案)に明記し、以降の指導の参考にするようにする。

《自己の生き方を考えるための具体的手だて》 
○ ワークシートの工夫※ 学習した道徳的価値と自己とのかかわりを意識化する
○ 道徳の時間を要とした道徳学習の構想図を作成し、意図的・計画的、発展的な指導を行う。
○ 道徳の時間においての共通体験・個別体験の振り返り

★ 構想図作成の視点
期間 他の教育活動や家庭との関連 道徳の時間 評価計画
 1ヶ月から1学期間程度の短い期間で実施することを基本として実践する。  目指す子ども像の育成に関連する単元を関連させ、道徳学習にかかわるねらいを明確にしておく。また、家庭生活も含めた体験活動における道徳的価値も明確にしておく。 目指す子ども像の育成に関わる主題を、体験活動の前後に計画的、発展的に指導できるように、道徳の時間は2回以上位置付ける。 子どもの道徳性(豊かな心のはぐくみ)をとらえるための評価の観点と方法を明確にしておく。  目指す子ども像の育成に関わる主題を、体験活動の前後に計画的、発展的に指導できるように、道徳の時間は2回以上位置付ける。  子どもの道徳性(豊かな心のはぐくみ)をとらえるための評価の観点と方法を明確にしておく。


★ 生活アンケートの内容の改善と計画的な活用
  目指す子ども像にかかわる道徳の内容項目を中心に、行動だけでなく心情を問う質問の工夫や、関連する活動や道徳の時間後などにおいて、計画的な活用を試みていくようにする。
★ 子どもの記述や言動の分析
 子どもの記述などを、いくつかのパターンに類型化することにより、子ども一人一人の道徳性の高まりや学級全体の傾向などを、客観的にとらえられるように工夫をし、子どもたちの変容をとらえていくようにする。

[ 教職員研修から ]
【研究の視点3】
同学年研究の充実
同学年を核とした研究体制を充実させ、教材研究や指導過程の工夫改善を協力して行う。
《具体的手だて》
  ○ 事前研を実施し、中心場面や板書などの工夫改善
  ○ 研究授業においては、子どもの反応を授業に生かすための支援を行う
  ○ 振り返りシート
  ○ 講師の招聘

4 その他
  ○ 実態調査を学年・学習の進度に応じて必ず実施し、子どもの豊かな心のはぐくみを見取るように努める。
  ○ 指導案審議は夏休み中に実施する。構成員は、同学年・校長・教頭・研究推進委員長・研究主任とする。
  ○ 学年道徳掲示板の充実
  ○ 授業参観で活用した挿し絵やフラッシュカードを袋にまとめ、道徳資料室に保管する。

学校大好きオンリーワン事業の取組
《2学期の授業公開に向けて》
◎ 全学年がオンリーワンにて授業公開を行う。

 

※ 夏期休業日の準備
  1 授業者の候補資料(1~2つ)をもとに検討会をする。
    (7月27日、8月10日、8月25日)
  2 資料決定後指導案を作成する。
  3 事前研(同学年)の日程を計画する。
  4 掲示板の差し替え(授業者以外)→別途提案
 ○ 保護者を対象にした授業参観・・・・全学級(6月18日)



 平成29年度 第8期 第1年次 道徳教育研究推進計画案
Ⅰ 年次計画

これまでの研究における成果と課題を踏まえ、豊かな心を育む道徳教育の向上を目指し、第7期の5年間の
計画を設定し、浅川小学校の道徳教育をさらに深めてきた。
 

   【1年次】 子どものよさを生かす道徳の時間の在り方の追求(平成26年度)

   本校における「道徳的価値の自覚を深めるとは(人間理解・価値理解・他者理解)」「自己の生き方に
ついての考えを深めるとは」何かを具体的に考え、授業実践を行うようにする。

   学校の教育活動全体で行う道徳教育のねらいや内容を明確にし、道徳の時間において「私たちの道徳」
を用いて補充・深化・統合を図る指導方法を工夫していく。
   

   【2年次】道徳教育全体計画(別葉)を生かし、

「わたしたちの道徳」を活用した道徳教育の追求(平成27年度)

・ 道徳の時間を道徳教育の要としての役割を果たすことができるようにするために全体計画

(別葉)を基に他教科との関連を図りながら、計画的・発展的な指導を行う。

   ・ 他の教育活動全体で行われた道徳教育と密接な関連を図りながら計画的、発展的な指導によって道徳の
時間に補充、深化、統合し、道徳的価値の自覚を図る。

   ・ 道徳的価値の自覚を図ることを目的とした効果的な言語活動の工夫をする。

・ 学校の道徳重点目標の具現化を目指し、体験活動(特別活動や総合的な学習の時間など)を生かすととも
に「私たちの道徳」を効果的に活用した道徳の時間を展開する。
 

 【3年次】道徳教育全体計画(別葉)を活用し、

子どもが主体的・協働的に学ぶ「特別の教科 道徳」授業の創造(平成28年度)

・ 道徳教育全体計画(別葉)を活用しながら、計画的・発展的な指導を行い、子どもの中に道徳的価値を
形成していく。

・ 子どもの中に形成された道徳的価値を基盤として、子どもが主体的に体験を語り、道徳的価値の理解を
深めることができる道徳の時間の充実を図る。

・ 道徳教育全体計画(別葉)を活用し、道徳の時間と他の教育活動全体で行われた道徳教育の密接な関連を
図りながら、「補充する・深める・統合する」を意図的に設定した授業を展開し、自己の生き方についての
考えを深めることができるようにする。

 

【1年次】

・ 読み物資料を読み、主人公の気持ちを考える読み物道徳から、自分自身のこととして考え、議論し合う
道徳指導へと新たな取組を行う。
 

【2年次】

・ 平成30年度から小学校において道徳が教科化されることを見据えて、その円滑な実施に向け、指導と評
価の在り方について研究を深める。

  【3年次】

   ・ 道徳科の全面実施2年目に向けて、指導と評価の一体化を図る研究を行う。

Ⅱ 第8期1年次の研究の方向性
1 研究主題 

 『豊かな心を育む道徳教育の創造』

~主体的・対話的な学び、深い学びを目指した「特別の教科 道徳」(道徳科)授業の創造

2 研究主題について

 (1)「豊かな心」のとらえ

「豊かな心」を平成27年7月に改定された「小学校学習指導要領解説総則編(p10)」では、

  豊かな心とは,例えば,困っている人には優しく声を掛ける,ボランティア活動など人の役に立つことを進んで行う,喜びや感動を伴って植物や動物を育てる,自分の成長を感じ生きていることを素直に喜ぶ,美しいものを美しいと感じることができる,他者との共生や異なるものへの寛容さをもつなどの感性及びそれらを大切にする心である。

と記されている。

     本主題は、このような豊かな心を育む道徳教育を研究し推進していくことで児童がより
よく生きるための基盤となる道徳性を養うことができると考える。


(2)「主体的な学び」とは

児童が問題意識をもち、自己を見つめ、道徳的価値を自分自身との関わりで捉え、自己の生き方について
考える学習とすることや、各教科で学んだこと、体験したことから道徳的価値に関して考えたことや感じた
ことを統合させ、自ら道徳性を養う中で、自らを振り返って成長を実感したり、これからの課題や目標を見
つけたりすることができるよう工夫することが求められる。例えば、児童の発達の段階等を考慮し、身近な
社会的課題を取り上げること、問題解決的な学習を通して一人一人が考えたことや感じたことを振り返る活
動を取り入れることも重要である。また、年度当初に自分の有様やよりよく生きるための課題を考え、課題
や目標をとらえる学習を行ったり、学習の過程や成果などの記録を計画的にファイル等に集積したりするこ
と等により、学習状況を自ら把握し振り返ることができるようにすることなどが考えられる。

 

  (3)「対話的な学び」とは

     子ども同士の協調、教員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えたり、自分と異なる意見
と向かい合い議論すること等を通じ、自分自身の道徳的価値の理解を深めたり広げたりすることが求められ
る。例えば、教材や体験などから考えたこと、感じたことを発表し合ったり、「理解し合い、信頼や友情を
育む」と「同調圧力に流されない」といった葛藤や衝突が生じる場面について、話合いなどにより異なる考
えに接し、多面的・多角的に考え、議論したりするなどの工夫を行うことが重要である。また、子ども同士
で話し合う問題解決的な学習を行うに当たっては、そこで何らかの合意を形成することが目的ではなく、そ
うした学習を通して、道徳的価値について自分のこととして捉え、多面的・多角的に考えることにより、将
来、道徳的な選択や判断が求められる問題に対峙した時に、自分にも他者にとってもよりよい選択や判断が
できるような資質・能力を育てることにつなげることが重要であることに留意する必要がある。

 

  (4)「深い学び」とは

     道徳的価値の理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方について考える
学習を通して、様々な場面、状況において、道徳的価値を実現するための問題状況を把握し、適切な行為を
主体的に選択し、実践できるような資質・能力を育てる学習とすることが求められる。

そのためには、日々の道徳教育が重要となる。そこで、本研究では、子ども自身が主体的に語り、物事を
多面的・多角的に捉えながら道徳的価値を深めることができる授業展開を工夫することによって、豊かな心
を育む道徳教育を創造していきたい。

2 研究の仮説

  子ども自身が主体的・対話的な学び、深い学びのある授業の創造の実現ができるならば、道徳的価値を深め、道徳性を養い、豊かな心を育むことができるであろう

3 仮説実証の方策

 1 道徳教育全体計画(別葉)の見直しを図る

    道徳の時間が学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要として役割を果たすことができるよう計画的、発展的な指導
を行うために全体計画(別葉)を活用する。それらは、道徳の年間指導計画と密接に関連させながら道徳教育を行っていく。また、
それらを通して高められた道徳性を「特別の教科 道徳」に関連させながら、道徳性を養っていく。

2 道徳的価値の意味を考えさせる発問の工夫

     児童の考えの根拠を問う発問や問題場面を自分に当てはめて考えてみることを促す発問などを通じて、
問題場面における道徳的価値の意味を考えさせる。

3 考え・議論し合う話合い活動の工夫

     自分と異なる意見と向かい合い議論すること等を通じ、自分自身の道徳的価値の理解を深めたり広げた
りすることができる話合い活動の工夫。

4 校内研修の充実

  道徳教育推進組織の編成
研究の協力体制を整え組織体として道徳教育の推進を図る。     

  同学年研究を行う。
同学年を核としてPDCAサイクルで教材研究や指導過程の工夫改善を行う。

その他

1、授業研について

○各学年において、において、それぞれ1本のA研、その他の学級は、B研、
C研とする。B研やC研はA研に向けての授業研究とする。


A研・・・(公開授業・協議会)全員、(事前検討会)同学年と主題推進部

   B研・・・(公開授業・協議会)近接学年・校長・教頭・研究主任

      (事前検討会)近接学年と校長・教頭・研究主任

   C研・・・(公開授業・協議会)同学年と校長・教頭・研究主任

      (事前検討会)同学年と校長・教頭・研究主任

 2、指導案の形式・・・別紙参照

3、主題研修の日程(年間計画)

 〇6月21日(水)・・・校内研究公開授業A研):(第 学年 組)

○6月中旬・・・道徳アンケート作成と集計:資料部

〇6月中旬・・・資料選定:同学年

 ○夏期休業中・・本時指導案作成、授業構想、全体計画(別葉)の見直し:研究部、
※指導主事来校

 ○夏期休業中・・・環境整理:環境整備部

 〇8月・・・模擬授業

 ○9月上旬・・・C研授業

 ○9月上旬・・・指導案の見直し

 ○9月29日()5校時・・コアスクールA研( 年 組)( 年 組)( 年 組)

 ○9月中旬・・・本時指導案作成、授業構想

 ○10月、11月・・・模擬授業

 ○10月、11月・・・C研授業

 〇11月・・・指導案の見直し

 〇10月、11月・・・A研(他2学年)

10月4日(水):(  年  組)

11月22日(水):(  年  組)

 ○11月下旬・・・アンケート実施と集計:資料部

 ○12月29日(水)・・・各学年のまとめ提出




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